いらなくなった服を捨てようとする時、こう感じることはありませんか？
この服まだキレイだし、捨てるのもったいない！
まだこの服、誰かの役にたつんじゃないの？
そしてそう思い立って、じゃあ服を寄付してみようとしても、今度は
どこに寄付したら一番役立てるの？？
と疑問は出てくるばかり。
実際、私自身がそうでした。
今回はいらなくなった服でできる寄付方法と、古着で身近に取り組める社会貢献について、
みなさんの疑問を晴らすべく徹底解説していきます。
それでは、まずは古着の寄付を受け付けている団体の紹介から！
古着deワクチン
日本リユースシステム株式会社が運営する古着を回収し、世界への社会貢献を行うシステムです。
内容はその名前の通り古着を寄付してワクチンを届けるもの。
1口で５人分のワクチンを寄付することができます。
現在の価格は３０００円。
キットの内容は着払い伝票、専用紙袋、協賛企業のクーポン冊子です。
専用のキットが段ボールでなく、紙袋なので服の量によってサイズを変形させて送ることもできるし、詰め込みやすいのが考えられているところ。
協賛企業のクーポンも貰えるのでちょっと嬉しいですね。
この回収キットを購入、発送後に購入ページでレビューを書くとさらに１人分のワクチンが寄付することができます。
是非ここまでしていただきたいです！
- 衣類全般
- 名前入りのもの（刺繍も含む）
- バッグ、靴全般
- ヘアアクセサリー
- アクセサリー（ネックレス、イヤリングなど）
- 下着、肌着類
- 靴下、タイツ
- 大きな穴が開いているもの、大きく裂けているもの、著しく汚れているものなど
詳しくはこちらをご覧ください。
送れる物がとても幅広いのが有難いところ。
この回収された服の行方はこの通り。
↓
ワクチンとして届けられるだけでなく、注文する回収キットの発送で国内の雇用をする。
そして海外への古着の輸出、届けられた先での仕分け作業や販売員の雇用も生み出しているのです。
この雇用を生む、ということがとても重要なこと。
仕事があれば収入が生まれ、生活がより豊かになる可能性が生まれます。
また、古着の売上の一部も寄付され、子供たちを救うワクチンに変わります。
３０００円払って服を処分するだけで、これだけ人の力になれるのです。
海外ボランティアに行きたいと少しでも考えたことのある人に是非利用してもらいたいです。
古着買取サイトを活用した寄付
古着買取を利用して寄付をすることもできます。
代表的なものをいくつかご紹介。
ブランディア
CMでご存知の人も多いのでは？
【眠っているブランド品を捨てるのではなく、新しい価値を】
をコンセプトに買取をしている企業です。
実はブランディアに服を売ると、買い取り金額から指定した金額を寄付できる「ブランディアチャリティプログラム」があるのです。
寄付されたお金は森林保護、災害支援、海外の子供たちのために使われます。
他にもランドセルの寄付も受付中。
思い出の品でもあり捨てづらいですが、国内の被災地や海外でまた子供たちに、またランドセルとして使ってもらうこともできます。
ブランディアでの古着買取について、詳しくはこちらの記事も参考になります。
ブランディアのおすすめ度を真剣に検討してみた。買取金額も徹底分析！
お宝エイド
もともと、グッドネーバーズ・ジャパンという法人が運営していた不要な服を回収し、社会貢献に役立てる活動がありましたが、2019年3月に終了してしまいました。
この法人は、国際NGOであるグッドネーバーズ・インターナショナルの一員で2004年にNPO法人として開設。
アジア・アフリカなどの7ヶ国と日本国内を対象に世界中のこどもたちの支援活動をしています。
できればこういうしっかりした団体に寄付をしたいですよね。
そしてこのグッドネイバーズから、寄付受付の代行をしているのがお宝エイド、なのです。
この「お宝エイド」が寄付受付の代行を行っていて、この企業を通してグッドネーバーズ・ジャパンに寄付されるようなのです。
受け付けてくれるものは
・ブランドのバッグや時計
・貴金属、プラチナ、宝石
・他にも楽器や切手、おもちゃなど
昔買ったアクセサリーやブランドもので形が古くなって今は使えないものなど送ってみてはいかがでしょうか？
キングスファミリー
全国に店舗があるので、近所にある、知っているという人もいるかもしれません。
キングスファミリーは持ち込んだ服の重さで買取額が決まります。
・衣類全般
・和服、子供服もOK
・汚れや傷みが激しいもの
・下着、肌着類
基本、国内で販売が見込めないものは海外へ輸出されます。
最後まで資源として利用されることが大前提。
なので、他の人の手に渡った時に服として活用できないもの、資源にリサイクルできないものは買い取れません。
輸出されるものはアジアやカンボジアで販売されます。
ノーブランドの服が多い、または近所にある人にはオススメ。
ホームレスへの衣類寄付
たまにニュースでホームレスの人たちへの炊き出しやヘアカットの様子が流れることがあります。
団体に所属していなくても衣類の寄付という形で支援をすることができます。
NPO法人フリーヘルプ
寄付された服はフリーヘルプが運営するチャリティーショップで販売、もしくは生活困窮者や海外へ寄付され、ショップでの売上は地域の団体と共同事業のために使われます。
長田店：シングルマザー世帯の居場所事業
東加古川店：生活困窮者の生活相談事業、障がい者の就労支援など
・メンズ、レディース、こども服
・バッグ、アクセサリー
汚れがひどくないもので、次に使う人が気持ちよく使えることが前提。
生活困窮者への支援物資も受付中です。
寄付方法は店頭に持ち込み、宅配便、加古川市寺家町商店街設置の回収ボックスです。
ホームレスの方は男性が多く、寄付する服もメンズ服のほうが需要があるそう。
昔、山谷のホームレス支援NPOに父の古着を送る提案をしたら、父は僕の服着て公園で寝てる人がいたらやだー。と言っていたが、その後父が亡くなって父の大量の服を山谷に持って行った。スーツや靴は就職の面接用に、他の服もとても助かると喜ばれた。パパ、ごめん！
— Betelgeuse (@ZINDAIGLASS) December 20, 2011
支援物資関係で思い出すのは、ホームレスの方々の越冬支援ボランティアやったとき。皆様に寄付してもらった古着をホームレスの方々に配るときには、寒さは命に関わるからと、単に暖かそうなものを薦めても、要らないと。それよりは面接時に使えそうなのとか、見栄えがいいのを求められたんですよね
— むむ@12/30南ナ22a (@mu_mu_) July 9, 2018
就職活動に結びつくスーツやきちんとした服のほうが喜ばれるようです。
クローゼットに眠っているスーツやシャツがあればこういった支援団体に寄付してはいかがでしょうか？
まとめ
必要ないものと必要とされている場所を結びつけるサービスは探せばまだまだ沢山あります。
少しでも社会の役に立つ方法で手放せば自分もすっきりするし、ちょっとの思いやりの積み重ねで社会がよくなっていくと思います。
古着で社会貢献を考えたことがなかった人も検討してみてくれると嬉しいです！
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